カリタとハリオのドリッパー、結局どっちを選べばいいのか迷っていませんか?
コーヒー好きの間では定番の比較ですが、形が違うだけで本当に味まで変わるのか気になりますよね。
実際に飲み比べてみると、カリタ101は安定感のある飲みやすい味わい、ハリオV60は豆の個性を引き出す表現力の高さが印象的でした。
また、浅煎り・中煎り・深煎りの飲み比べレビューや、実際に使って気付いた意外な発見についても紹介しています。
「毎日気軽にコーヒーを楽しみたい人」と「ハンドドリップを趣味として楽しみたい人」では、おすすめのドリッパーは変わります。
コーヒー好き子どちらのドリッパーが自分に合うのかチェックしてみてくださいね!
カリタとハリオの違いを先に比較
「結局、カリタとハリオはどっちを選べばいいの?」という方のために、まずは違いを一覧で比較してみましょう。
今回は定番モデルであるカリタ101(102)とハリオV60を比較します。
| 比較項目 | カリタ101 | ハリオV60 |
|---|---|---|
| 形状 | 台形 | 円すい形 |
| 穴数 | 3つ穴 | 1つ穴 |
| 味の傾向 | すっきりした味わい | 香り・酸味が出やすい |
| 淹れやすさ | 安定しやすい | 注ぎ方で変化しやすい |
| 価格 | 安価 | 安価 |
結論からいうと、失敗せず安定した味を楽しみたいならカリタ101、コーヒーの味作りを楽しみたいならハリオV60がおすすめです。
「ドリッパーなんてどれも同じでは?」と思われがちですが、実際にはお湯の流れ方や抽出スピードが異なるため、出来上がるコーヒーにも違いが生まれます。
まずはそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
味の傾向
- カリタ101はさっぱりとした味わい。
- ハリオV60はふくよかな味わい。
一般的にはカリタ101はさっぱりとした味わいになりやすいです。
抽出が早く安定するため、苦味・甘味・酸味のバランスが整いやすい傾向があります。
対してハリオV60は、甘みや酸味を引き出しやすい味わいが特徴です。
特に浅煎りのスペシャルティコーヒーでは、豆本来のフルーティーな風味を感じやすくなります。



同じ豆を同じ条件で淹れると味の方向性に差が出やすいから面白い。
淹れやすさ
初心者にとって最も重要なのが淹れやすさです。
結論から言うと、初心者にはカリタ101のほうが安定しやすい。



多少お湯の注ぎ方が雑になっても、大きく味が崩れることはありません。
一方でハリオV60は、お湯を注ぐ位置やスピードによって味が大きく変化します。



最初は思ったような味にならないことも。
「毎日手軽においしく飲みたい」のか、「コーヒーを趣味として楽しみたい」のかで選び方は変わってきます。
価格
価格については大きな差はありません。



どちらもプラスチック製なら500円前後で購入できます。
| モデル | 参考価格 |
|---|---|
| カリタ101(樹脂製) | 350〜 |
| ハリオV60(樹脂製) | 500〜 |



スペシャルモデルなんかは1万円近くするものもあるのよ
熱伝導率が高い銅製のカリタ101
軽くて強いチタン製のハリオV60
もし迷っているなら、まずは安定した抽出ができるカリタ101を選ぶのも良いですし、将来的にドリップ技術を磨きたいならハリオV60から始めるのもおすすめ。
カリタとハリオで味が変わる理由


同じコーヒー豆を使っても、カリタ101(102)とハリオV60では味の印象が変わります。
その理由は、ドリッパーの形状によってお湯の流れ方や抽出スピードが変わるから。
カリタとハリオで形状が違う
- カリタ101は昔ながらの台形ドリッパー。
- ハリオV60は円すい形ドリッパー。
台形ドリッパーはコーヒー粉がお湯に触れる面積が大きく、均一お湯にコーヒーがあたるので安定した抽出が出来ます。
反対に円すい形ドリッパーはコーヒー粉が中央に集まり、お湯の注ぎ方によって抽出結果が変化しやすい構造。



ドリッパーの形でお湯の流れ(あたり方)が変わるから味も変わっります。
穴数でお湯の抜け方が違う
- カリタ101は底面に3つ穴。
- ハリオV60は大きな1つ穴。
穴が3つあるカリタ101は、お湯が真っすぐ下にサラッと落ちていくため、さっぱりした味が特徴。
ハリオV60は大きな1つ穴にお湯が対流しながら集まるので、注ぎ方によって味が大きく変化。



ハリオV60はちょっとしたコツが必要
抽出スピードが違う
お湯の抜け方が変わると、抽出スピードにも違いが生まれます。
カリタ101は比較的早く抽出されるため、渋みや苦みが出にくい。
反対にハリオV60はお湯の注ぎ方によって変わり、味の方向性が様々。



ドリッパーを変えるだけでコーヒーの楽しみ方が何倍も膨らむから、飽きませんよね。
カリタとハリオを実際に飲み比べるとどんな味になる?


ここまで形状や穴数の違いを解説してきました。
では実際に飲み比べるとどんな違いがあるのでしょうか。
私が感じた印象をひとことで表現するなら、
カリタ101は安定感。
ハリオV60は表現力。
です。



同じ豆を使っても、想像以上に違いが出るので面白いですよ。
浅煎り豆で比較
- カリタ101:酸味がほどよく落ち着き、昔ながらのコーヒーファンでも飲みやすい。
- ハリオV60:浅煎り特有のフルーティーな香りや酸味がしっかり出ます。



浅煎りを楽しむなら、ハリオV60のほうが豆の個性が分かりやすい。
最近のスペシャルティコーヒー専門店でハリオV60をよく見かけるのも納得できます。



冷めたあとの味は意外と差が出ます。
私はカリタ101で淹れた浅煎りコーヒーを放置すると、後半は酸味がえぐみっぽく感じることが少なくありません。
反対にハリオV60はキレイな酸味が残りやすく、時間をかけて飲んでも不快な印象になりにくいと感じました。
※もちろん豆にもよりますが。
| 浅煎り | カリタ101 | ハリオV60 |
|---|---|---|
| 酸味 | 穏やか | 強め |
| 甘み | 普通 | 出やすい |
| 香り | 控えめ | 豊か |
| 飲みやすさ | ◎ | ○ |
中煎り豆で比較
- カリタ101は苦味・甘味・酸味のバランスが良くなります。毎日飲んでも飽きにくい味。
- ハリオV60は、豆のフルーティーさが若干感じられて浅煎りよりも飲みやすい。



毎日の一杯ならカリタ101、豆の違いを楽しむならハリオV60という印象。
| 中煎り | カリタ101 | ハリオV60 |
|---|---|---|
| バランス | ◎ | ○ |
| 個性 | ○ | ◎ |
| 安定感 | ◎ | △ |
| 飲みやすさ | ◎ | ○ |
深煎り豆で比較
- カリタ101は焦げ感や渋みやえぐみが出にくく、スッキリ飲めます。
- ハリオV60は深煎り特有のコクを感じなららも甘味が見え隠れします。



深煎りでも味を作り込みたい人はハリオV60が楽しいですね。
ただし安定感でいえばカリタ101のほうが上でしょう。
| 深煎り | カリタ101 | ハリオV60 |
|---|---|---|
| コク | ○ | ◎ |
| 安定感 | ◎ | △ |
| 再現性 | ◎ | △ |
| 自由度 | △ | ◎ |
飲み比べてみると、
- カリタ101は「毎日気軽に飲むためのドリッパー」。
- ハリオV60は「コーヒーを趣味として楽しむためのドリッパー」。
という印象でした。



どちらが優れているというより、コーヒーに何を求めるかで選ぶべきドリッパーが変わる。
これが実際に飲み比べて感じた結論です。
飲み比べて気付いたこと
それは、ドリッパーの違いだけではなく、どんな焙煎のコーヒーを飲みたいのかも重要だということです。
同じ深煎りでも、昔ながらのオールドスタイルな焙煎と、最近のスペシャルティコーヒー寄りの焙煎では考え方が異なります。
昔ながらの喫茶店では、苦味だけでなく、少しのえぐみや重厚感まで含めてコーヒーの個性として楽しまれてきました。



ミルクや砂糖を加えることで、味が完成する前提のコーヒーも少なくありません。
一方で最近のスペシャルティコーヒーは、豆本来の甘みや果実感を引き出し、えぐみや雑味をできるだけ抑える考え方が主流です。
つまり、
- 昔ながらの深煎りコーヒーが好きなのか
- 豆本来の個性を楽しみたいのか
によって、相性の良いドリッパーも変わってきます。
私は今回飲み比べてみて、ドリッパー選びは単純な優劣ではなく、自分がどんなコーヒーを飲みたいかで決まるものだと感じました。
初心者にはカリタとハリオどっちがおすすめ?


ここまで読んで、「結局、自分にはどっちが合っているの?」と思った方も多いはず。



どちらも優秀なドリッパーですが、コーヒーに何を求めるかでおすすめは変わります。
カリタがおすすめな人
カリタ101がおすすめなのは次のような人です。
- 毎日気軽にコーヒーを飲みたい
- 失敗せず安定した味を楽しみたい
- 深煎りコーヒーが好き
- 昔ながらの喫茶店の味が好き
「コーヒーは好きだけど、抽出技術までは追求したくない」そんな方にはカリタ101がぴったりです。



私は、オールドスタイルで焙煎したコーヒーを飲むときにはカリタを使います!
【ガス】でも【電気】でもない炭火で焙煎した深煎り
ハリオがおすすめな人
ハリオV60がおすすめなのはこんな人です。
- 浅煎りや中煎りコーヒーが好き
- 豆ごとの個性を引き出したい
- ハンドドリップを趣味として楽しみたい
- スペシャルティコーヒーが好き
最初は難しく感じるかもしれません。
しかし慣れてくると、「今日は甘み重視」「今日はスッキリめ」と味をコントロールできるようになります。



コーヒー好きほどハマりやすいドリッパー。
迷ったらハリオ



もし本当に迷ったら、私はハリオV60をおすすめします。
理由は単純。



お店で飲んで美味しかったコーヒーを自宅で再現したい。そんな時はそのお店で使っているドリッパーを使うのが近道。
もちろん初心者が最初から完璧に淹れる必要はありません。
私自身、最初は思ったような味になりませんでした。
それでも使い続けるうちに少しずつ違いが分かるようになり、コーヒーを淹れる時間そのものが楽しくなりました。
ただ、これからコーヒー抽出の世界をもっと楽しみたいと思うなら、ハリオV60から始める価値は十分あると思います。
カリタ101とハリオV60のメリット・デメリット
カリタ101とハリオV60はどちらも優秀なドリッパーです。
ただし得意なことが異なるため、人によって評価が分かれます。



購入前にメリットとデメリットを整理しておきましょう。
カリタ101のメリット
- 抽出が安定しやすい
- 初心者でも失敗しにくい
- 毎回同じ味を再現しやすい
- 深煎りコーヒーと相性が良い
- 価格が安い
- 昔ながらのコーヒーが好きな人に向いている
お湯の注ぎ方に神経質にならなくても安定した味になるため、毎日のコーヒーがとても楽になります。
カリタ101のデメリット
- 浅煎りの個性が出にくい
- 味の変化を楽しみにくい
- 抽出の自由度が低い
- ハンドドリップの技術が反映されにくい
- スペシャルティコーヒーとの相性はV60に劣る場合がある
コーヒーを趣味として深掘りしたい人には物足りなく感じるかもしれません。
ハリオV60のメリット
- 豆の個性を引き出しやすい
- 浅煎りコーヒーと相性が良い
- 香りや酸味を表現しやすい
- 抽出を自由にコントロールできる
- コーヒーを淹れる楽しさがある
- 採用しているカフェが多い
特にスペシャルティコーヒーを楽しみたい人には魅力的なドリッパーだと思います。
ハリオV60のデメリット
- 味が安定しにくい
- 注ぎ方によって失敗することがある
- 慣れるまで時間がかかる
- 初心者は味の違いが分かりにくい
- 毎日同じ味を再現するのに修業が必要
ただし、その難しさこそがV60の面白さでもあります。
どちらを選んでも間違いはありません。



コーヒーが好きになればなるほど、ドリッパーの数も増えていきます(笑)
私も気づけば、用途に合わせて使い分けるようになっていました。
よくある質問
カリタ101とハリオV60について、よくある疑問をまとめました。
まとめ|結局どっちを選ぶべき?
| 比較項目 | カリタ101 | ハリオV60 |
|---|---|---|
| 味の傾向 | さっぱり | ふくよか |
| 安定感 | ◎ | △ |
| 再現性 | ◎ | △ |
| 自由度 | △ | ◎ |
| 初心者向け | ◎ | ○ |
| 趣味性 | ○ | ◎ |
ここまで比較してきましたが、結論はシンプルです。
- 毎日気軽にコーヒーを飲みたいならカリタ101。
- コーヒーを趣味として楽しみたいならハリオV60。



私は実際に飲み比べてみて、カリタ101は安定感、ハリオV60は表現力が魅力だと感じました。
カリタ101は多少注ぎ方が雑になっても味が安定しやすく、忙しい朝でも安心して使えます。
一方のハリオV60は、お湯の注ぎ方によって味が変わるため、自分好みの一杯を追求する楽しさがあります。
また今回飲み比べて気付いたのは、ドリッパー選びだけでなく「どんなコーヒーを飲みたいのか」も重要だということです。
- 昔ながらの深煎りコーヒーを楽しみたいのか?
- 浅煎りのフルーティーな個性を楽しみたいのか?
その違いによっても、相性の良いドリッパーは変わってきます。
最近のカフェや自家焙煎店でも採用例が多く、抽出レシピも豊富だからです。
もちろん、安定して美味しいコーヒーを淹れたいならカリタ101も非常に優秀な選択肢です。



どちらを選んでも大きな失敗はありません。
そして不思議なことに、コーヒーが好きになればなるほどドリッパーの数も増えていきます(笑)。
最初の一台を選ぶ参考になれば嬉しいです。






