ブラックコーヒーに飽きたわけじゃない。
でも、たまには“ちょっと違う味”で気分を変えたい。
そんなあなたにピッタリなのが、コーヒーに「なにかを割って」楽しむ、ちょっと通っぽいアレンジスタイル。
ミルク、ソーダ、アルコールまで…?

意外な組み合わせが、想像を超えるおいしさを生み出します!
このページでは、初心者でも気軽に楽しめる “コーヒー割り” のアレンジレシピを11選ご紹介。
いつもの一杯が、ぐっと新鮮に感じられるヒント、きっと見つかります。


ミルク系アレンジ3選|まろやか系が好きなあなたに


「ミルクで割るなんて、なんだか軟弱…?」と思ったあなた!コーヒーの“奥深さ”に、気付いてないかもしれません。
ミルクの種類を変えるだけで、コーヒーの味わいや香りが驚くほど変化。



試せば試すほど、ミルク割りの世界は奥が深い。
自分にあったコーヒーを探すように、自分にあったミルク(牛乳)を探している未来のあなたが私には見えています(笑)。
ミルク割り|やさしさ全開の定番アレンジ
誰でも一度は飲んだことがあるコーヒー×ミルク(牛乳)王道の組み合わせ。
ミルクで割るだけで、コーヒーの苦味と酸味がまろやかに包まれ、リラックスタイムにぴったりの味わいになります。
カフェオレ:コーヒー×ミルク(牛乳)のレシピ
おすすめ比率:コーヒー1:ミルク(牛乳)1(お好みで!)
ポイント:
ホットの場合は温め過ぎると分離するので注意。また、温めすぎると風味が飛ぶので、60〜65℃くらいが理想です。



牛乳の種類を変えるだけで味が激変するからコーヒー通でも面白い!
カフェで使用率の高い牛乳


スーパーで買えるタカナシに近い甘めの牛乳


あまり牛乳を飲まない人の為のロングライフミルク(約2ヶ月)
豆乳割り|さっぱり系カフェオレ風
豆乳で割ると、コクは残しつつも、後味さっぱり。牛乳特有の口にまとわりつく感がありません。
特に無調整豆乳を使うと、キリッとしたコーヒー感を引き立ててくれます。カロリーも控えめで、健康志向の人にも人気の組み合わせです。
カフェオレ:コーヒー×豆乳のレシピ
おすすめ比率:コーヒー1:豆乳1(お好みで!)
ポイント:
豆乳は沸騰させると分離しやすいので、温めすぎ注意!
ホットでもアイスでも美味しく飲めます。



動物系が苦手な方におススメ!
麦の【オーツミルク】もカフェでよく見ますよね!


バターミルク割り|コクと香りでリッチな一杯
ちょっと変化球だけど、クセになる人が続出の「バター×ミルク×コーヒー」。
バターのコクと香ばしさが加わることで、一気にリッチな風味に早変わり。
いわゆる“バターコーヒー”ほど濃厚ではなく、ミルク割りの延長線上で手軽に楽しめます。
バター×ミルク×コーヒーのレシピ
おすすめ比率:コーヒー1:ミルク0.8+バター小さじ1
ポイント:
無塩バターを使い、ミルクと一緒に小鍋でゆっくり溶かすと◎
フォーマーで混ぜればふわっとした口当たりに。



休日のゆったりしたい時におすすめです!
無塩バター
フォーマー


豆知識:カフェオレとカフェラテの違い
「カフェオレ」と「カフェラテ」、なんとなく聞いたことはあるけど、違いは?と聞かれるとあやふや…。



実はこの2つ、使うコーヒーの種類が違います。
カフェオレ(フランス発)
- ベース:ブラックコーヒー
- 比率:コーヒー1:ミルク1(だいたい半々)
- 特徴:牛乳感があるコーヒー(コーヒーは深煎りが多い)
- おすすめシーン:朝ごはんにパンと一緒に
カフェラテ(イタリア発)
- ベース:エスプレッソ
- 比率:エスプレッソ1:スチームミルク3〜4
- 特徴:コーヒーの香り&味の違いが感じられる(コーヒーは浅煎り~深煎りまで楽しめる)
- おすすめシーン:カフェでまったりしたいときに◎
「カフェオレ」は“家庭派”、「カフェラテ」はエスプレッソマシンがある“カフェ派”なイメージです。



同じ「ミルク×コーヒー」でも、風味のバランスが全然違います!
家で簡易的にカフェラテを楽しむ方法
濃いインスタントコーヒー×フォーマーでミルクを泡立てるコトで、カフェで飲むカフェラテを再現!
アイスカフェラテの場合はミルクを泡立てる必要がないのでもっと簡単!
濃いインスタントコーヒー


ホットには泡だて器でカフェの味に!


ソーダ系アレンジ4選|爽快感あふれる“割りコーヒー”の世界


「コーヒーって、こんなに爽やかだったの!?」
そんな驚きとともにハマる人が続出しているのが、“ソーダ系コーヒー割り”。



コーヒー好きだけど、夏は炭酸のシュワっと感が欲しいという方におすすめです!
コーヒーソーダ|定番のスッキリアレンジ
シンプルなのにクセになる、王道の炭酸(ソーダ)割り。
深煎りのアイスコーヒーに炭酸水を注ぐだけで、まるでクラフトコーラのような清涼感。



普段から炭酸水を飲む方におすすめです!
普段、炭酸水を飲まない方はトニックコーヒーの方がおススメです!
コーヒーソーダのレシピ
おすすめ比率:コーヒー1:炭酸水1
ポイント:
氷を入れたグラスに、先に炭酸、あとからコーヒーを“静かに”注ぐのがコツ。
苦味が気になる場合は、少し砂糖を加えても◎。
「ブラックが苦手な人もこれなら飲める!」という声も多数。
トニックコーヒー|ビター×シトラスの大人の一杯
トニックウォーターのほろ苦さとレモンのような香りが、コーヒーの酸味と絶妙にマッチ。
ちょっと背伸びしたい午後や、家飲み前の“ノンアル気分”にもぴったりです。



夏はアイスコーヒーよりもトニックコーヒー派です
トニックコーヒーのレシピ
おすすめ比率:濃いめのコーヒー0.3:トニックウォーター1
ポイント:
ライムやレモンを添えると香りも見た目もグレードアップ。
浅煎りの豆で作ると、柑橘系の香りがさらに引き立ちます。



カフェでもじわじわ人気が広がっている注目株。
エスプレッソトニック|濃厚×爽快のメリハリバランス
濃いめのコーヒーであるエスプレッソの力強い苦味と、酸味のある微炭酸のトニックのシュワっと感がコラボ!



ギャップこそがクセになる、通好みの一杯です。
エスプレッソトニックのレシピ
おすすめ比率:濃いめのコーヒー0.3:トニックウォーター1
ポイント:
氷→トニック→エスプレッソの順で注ぐと、きれいに層になり見た目がぐっとおしゃれに。。
シロップを2~3滴いれてほのかな甘みがでるとさらに飲みやすい!



コーヒーのガスで泡が出るのも見た目が涼しくなるから好き
酸味がナチュラルでコーヒーに合いやすいトニック


家ではコレでエスプレッソを出しています♪


ソーダとトニックの違い|同じ“炭酸”でも味はまったく別モノ!
「ソーダとトニック、どう違うの?」
コーヒーを割るとき、なんとなく似た存在に思えるこの2つですが、じつは風味も成分もまったく違います。
項目 | 炭酸水(ソーダ) | トニックウォーター |
---|---|---|
主な成分 | 炭酸+水 | 炭酸+水+甘味+香草エキスなど |
味わいの特徴 | 無味無臭・すっきり系 | ほのかな柑橘系の苦みと甘み |
カクテル用途 | ハイボール、レモンサワーなど | ジントニック、ノンアルカクテルなど |
コーヒーとの相性 | スッキリ感を引き立てる | 柑橘系の香りと苦味がアクセントに |



トニックは浅煎りコーヒーの酸味との相性抜群!
ソーダ(炭酸)とトニックは似ているようで全く別物、私も最初は名前が違うだけと思って大失敗しました。
ジンジャーエール割り|ピリッと刺激的な甘辛ブレンド
甘みとスパイス感のバランスが絶妙なジンジャーエール割り。
まるで「ジンジャーラテの炭酸版」とも言える不思議な一杯で、飲むとクセになります。
ジンジャーエール割りのレシピ
おすすめ比率:コーヒー1:ジンジャーエール1
ポイント:
辛口ジンジャーエールを使えば、より引き締まった大人の味わいに。
氷たっぷりで冷たく仕上げるのが◎。



お風呂上がりや、午後の気分転換にどうぞ。
アルコール系アレンジ2選|夜にこっそり楽しむ大人のコーヒー


お酒とコーヒーを組み合わせた“アルコール割り”は、大人のご褒美タイムにぴったり。



実はこの組み合わせ、意外と身近で、種類も多く奥深いんです。
ここでは、自宅でも気軽に楽しめる簡単アレンジレシピを2つご紹介します。
アイリッシュコーヒー|ウイスキー香る、大人の“お酒入り”デザートコーヒー
ウイスキーとコーヒーを合わせたカクテルの定番といえば「アイリッシュコーヒー」。
深煎りコーヒーにウイスキーの香りとコク、さらに生クリームを浮かべたこの一杯は、“飲むデザート”とも言える贅沢な味わいです。
アルコール感をしっかり感じながらも、甘みとまろやかさでスッと飲みやすく、食後のご褒美タイムにぴったりです。
アイリッシュコーヒーのレシピ
おすすめ比率:ホットコーヒー1:ウイスキー1:お湯1.5+砂糖+生クリーム
ポイント:
コーヒーにウイスキーと砂糖を加えたら、最後に泡立てた生クリームをそっと浮かべるのがアイリッシュ流。
クリームは混ぜずにそのまま飲むと、コーヒーとの温度差や味の変化が楽しめます。



ごくごくいけるので飲みすぎ注意!だってウイスキーですよ(笑)
氷を入れてアイリッシュコーヒー風にするのもおすすめ!
アイリッシュコーヒーのレシピ
おすすめ比率:ホットコーヒー1:ウイスキー1:氷+シロップ+生クリーム
ポイント:
氷をパンパンに入れたグラスにホットコーヒーとウイスキー+シロップを注ぎ、最後に生クリームをのせます。
コーヒー焼酎|和の香りと苦味の絶妙コンビ
実は、焼酎とコーヒーの相性もかなりいいんです。
特に香ばしい麦焼酎や、コクのある黒糖焼酎との組み合わせは、まるで和スイーツのような落ち着いた味わいに。
コーヒー焼酎のレシピ
おすすめ比率:コーヒー豆10gぐらい:焼酎100ml
ポイント:
3~14日間コーヒー豆を漬け込む。好みの濃さになったら完成。
ロックで飲むもよし、ソーダで割るもよし。



日にちがかかるのですぐには飲めないけど、育てる楽しみもある♪
夜の晩酌をコーヒーで楽しむ、新しい選択肢としても◎。
お試しは小さいサイズで


コーヒージントニック|ほろ苦さとハーブの香りが交差する、大人のカクテル
トニックウォーターとジン、そこにコーヒーを合わせる――
一見ミスマッチに思えるこの組み合わせ、実はびっくりするほど好相性。
コーヒーの苦味と、ジンのハーバルな香りが重なり、口の中でじんわり広がります。
コーヒージントニックのレシピ
おすすめ比率:ジン30ml:トニックウォーター90ml:エスプレッソ or 濃いめアイスコーヒー30ml
ポイント:
グラスに氷を入れ、ジン+トニックを先に注ぎ、最後にコーヒーをゆっくりと加えることで、美しいグラデーションが完成。
ローズマリーやライムを添えれば、見た目も香りもさらに華やかに。
バーのような雰囲気を楽しみたい夜にぴったり。
コーヒー好きの友達へのおもてなしや、特別な夜の“おうちカクテル”としても映える一杯です。
変わり種&季節限定アレンジ2選|ちょっと冒険したい人に


コーヒーの世界は、“割る”ことで無限に広がる。
ここでは、季節を感じられるちょっとユニークなアレンジを2つご紹介します。
暑い夏も、寒い冬も、コーヒーはあなたの味方です。
コーヒーかき氷|真夏にぴったりの冷んやりアレンジ
猛暑の午後に食べたくなる、ひんやりスイーツ系コーヒー。
キーンと冷たいかき氷に、ほんのりビターなコーヒーがかかることで、大人の甘さに変身します。
コーヒーかき氷のレシピ
材料:濃いめに淹れたコーヒー(冷凍して氷にする)/練乳 or バニラアイス(お好みで)
作り方:
① 濃いアイスコーヒーを凍らせて氷に
② かき氷器またはミキサーでクラッシュ
③ 練乳やアイスをのせて完成!
「子どもの頃のかき氷に、大人の味わいをプラスした感じ」そんなノスタルジックな一杯を、ぜひお試しあれ。



インスタントコーヒーのお湯少な目で溶いたコーヒーをバニラアイスのの上にかけるだけでもアリ!
ホットチョココーヒー|冬に染みる甘くてほろ苦いご褒美
寒い日にぴったりなのが、ココアとコーヒーの“甘苦い”ハイブリッドドリンク。
まるでデザートのような贅沢感で、心も体もほっと温まります。
ホットチョココーヒーのレシピ
おすすめ比率:濃いめコーヒー100ml:牛乳100ml:板チョコ1/3程度
ポイント:ダークチョコレートを溶かして作れば、ほろ苦さが際立つ大人味に。
シナモンやマシュマロをトッピングすれば、カフェ風仕上げに!
「今日はちょっと頑張ったな」という日の夜に、ぴったりの1杯です。
コーヒーを割るなら“濃いめ”が正解!手軽に作れる3つの方法


どんな割り材を使うにせよ、ベースとなるコーヒーが薄いと、全体がぼんやりした味に…。



おいしい“割りコーヒー”の鍵は、しっかり濃いめに淹れることなんです。
でも大丈夫。
わざわざ難しい抽出をしなくても、今すぐできる濃いめコーヒーの作り方は、ちゃんとあります!



豆やインスタントコーヒーの量を増やし、水を減らす以外の方法です!
カフェオレベース|希釈するだけで失敗知らず
「割る」ために作られた濃縮タイプのコーヒー、それがカフェオレベース。



牛乳や豆乳、炭酸とも相性バツグンで、忙しい朝でも秒で完成。
- 冷蔵庫に1本あるだけで、アレンジ自由自在
- 砂糖入り/無糖タイプから選べるので、好みに合わせやすい
- アイスでもホットでもOK



4倍希釈でアイスコーヒーになるタイプが多いです!
アイスコーヒーには4倍希釈(つまりアイスコーヒーの4倍濃いモノ)


濃いインスタントコーヒー|時短&安定感バツグン
最近は「カフェ並みのコク」をうたった高品質なインスタントも増えています。
いつでもサッと作れる上に、濃さも自分で調整できるのが魅力。
- スティックタイプでも、お湯少なめで“濃縮感”が出せる
- ダマになりにくく、冷たい割り材でも混ざりやすい
- 保存もきくのでコスパ良し◎


家庭用エスプレッソマシン|一杯ずつ本格クレマ仕上げ
ちょっと本格派を目指したいなら、家庭用のエスプレッソマシンが最強。
コーヒーの濃さ、香り、クレマ(泡)の厚みまでコントロールでき、割っても味が負けません。
- ミルク割りやアルコール割りにぴったりの“濃厚ショット”が抽出できる
- 全自動タイプならボタン1つでOK
- コンビニのラテよりクオリティ高くなることも
カフェの店員さんに憧れるなら【半自動タイプ】


ボタンを押すだけでコーヒーもエスプレッソも!【全自動タイプ】


よくあるQ&A|コーヒー割り初心者のギモンを解決!
初めてコーヒーを“割る”と、ちょっとした疑問やハプニングがつきもの。
でも大丈夫。ここでは、よくある「え、これって失敗?」というポイントをしっかり解決していきます。
Q1. 割るとき分離しちゃうけどどうする?
▶ 原因は“温度差”や“混ぜ方”にあり!
ミルクや豆乳、ジュースなどを加えたときに「分離した…」という失敗、実はよくあります。
ポイントは以下の2つ:
- コーヒーと割り材の温度を近づける
- いきなり混ぜず、ゆっくり注ぐ・軽くかき混ぜる
とわいえ、コーヒーは紅茶ほど分離することは無いので、あまり気にすることはありません。
Q2. カフェイン量って減るの?増えるの?
たとえば、コーヒー100mlにカフェインが約80mg含まれていたとして、そこに100mlのミルクを加えたら、1杯あたりの濃度は半分になりますが、全体のカフェイン量は変わりません。
つまり:
- 少しずつ飲む → カフェイン摂取は“ゆるやかに”
- 一気に飲めば → “通常のコーヒーと同じ”効果
寝る前などカフェインを控えたいタイミングでは、デカフェコーヒーをベースに割るのが安心です。


Q3. 作り置きしても大丈夫?
割ったコーヒーは、風味が時間とともに落ちやすく、分離や酸化も進みます。
どうしても作り置きしたい場合は:
- 清潔な密閉容器に入れて冷蔵(4〜6時間以内)
- 炭酸系やアルコール系は飲む直前に割るのが鉄則!
とくに豆乳や牛乳入りは変質しやすいので、朝作って→昼に飲む程度ならギリギリOK。
それ以上置くなら「別々に保存→その場で割る」が失敗しにくいですよ。
まとめ|お気に入りの“割り方”でコーヒー時間をもっと自由に


コーヒーに“割る”という発想――
ちょっとした工夫で、味も香りも気分までも変えてくれる魔法のようなアレンジです。
- まろやかに癒やされたい日は、ミルク割り
- リフレッシュしたい午後は、ソーダ割り
- 自分にご褒美をあげたい夜は、アルコール割り
- 季節を感じたい日には、ひんやり or ほっこり系を


「コーヒーはブラックで飲むもの」なんて決まりは、もういりません。
今日の気分で、自由に“割って”みましょう。
お気に入りの一杯が、きっとあなたの新しい定番になります。